昭和40年代、開発された人気だった山手の住宅地。今どうなっているのか。

 山の手とは、高台にある住宅地で、四谷・赤坂・青山など区部の西側の台地の区域を指します。
山手(やまて)は、山よりの土地をいい、山の手にあやかってか高台で見晴らしがよいと、昭和40年代に開発された住宅街が多くあります。
昭和49年にリリースしたユーミンの「海を見ていた午後」に唄われる「山手のドルフィン」がありますが、山手によい印象を与えたかもしれません。
昭和40年代の活力のあった時代では、高台にある自宅に帰る途中の上り坂は、それほど気にならなかったと思います。しかし、それから50・60年の月日が過ぎ、家族のありかたなどの意識の変化と少子・高齢化などの社会状況の変化から、地域の人口減少による空家が多く発生しています。
ぼくらは過去の事象が現在に問題視されていることはわかります。それを端的に指摘することもできます。しかし将来については、一定のあいまいさが含まれたり、日々の生活が精一杯で考えることがあまりなかったりします。
今、マンションが材料・労務費の高騰より非常に高値になっていますが、よく売れています。タワーマンションも人気です。居住空間が面ではなく上空に広がっています。
50年後、タワーマンションはどうなっているのでしょうか?

2024年4月15日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 萱嶋弘明