自宅のエアコンは隠ぺい配管です。
家電量販店に行くと、隠ぺい配管はカビが生えて真っ黒になっていると施工できないことがある、と言われましたが、支障なく設置できました。別のエアコンの取替えのときも同様でした。
2000年代初めに、ハウスメーカーから外観がきれいでいいですよ、と隠ぺい配管を勧められて採用しました。たぶん丁寧さの少ない業者が隠ぺい配管をすると、何かしらの原因でカビが生えるものだと解釈しました。
管理物件のエアコンの冷暖房が機能しなくなったので、エアコンの交換を検討しました。WEB上の設置工事費を含んだ価格の低い業者に依頼しました。工事業者と立会うと、隠ぺい配管のため施工できない、と言われました。
隠ぺい配管は技術力が必要で、今回来た作業員ではできないということだと思いました。WEB上で業者を探しても、同様のことがあることを懸念して、家電量販店で確実に施工できることを確認しながら決めようと思いました。


家電量販店で上記の写真を見せ、隠ぺい配管であることを告げ、施工の可否を確認しました。すると、これは隠ぺい配管ではないので施工は可能である、と言われました。
工事業者からは隠ぺい配管と言われたことを説明すると、家気量販店は隠ぺい配管とは壁内を配管し室外機付近までに配管されるもので、エアコンの設置された高さで配管が外壁を抜いているので隠ぺい配管ではない、と説明しました。
なるほど、配管は壁で隠れているけれども、壁が配管化粧カバーの役割になっているだけなんだ、と理解しました。これは隠ぺい配管ではなく、通常の配管であり、エアコンを取り替えるうえで支障になることはなかったことを確信しました。
設置日時に家電量販店の業者が来ると、エアコンを見るなり、隠ぺい配管なので設置できません、と言いました。家電量販店で説明を受けたことを伝えても、何の解決になりませんでした。どうも、がせねただったようです。
業者に隠ぺい配管が施工できない理由を問うと、ソフトドレーンで配管しているとそこからの漏水などが起こることによる苦情が多いこと、当該家電量販店はソフトドレーンでの施工は禁止していること、とのことだった。ただ禁止されているから施工ができないのであって、施工は可能であり、他の家電量販店では施工できるとのことだった。
名の上がっていた他の家電量販店に行き、ソフトドレーンを使った隠ぺい配管であることを意気揚々と伝えると、うちでもできませんね、と即答されました。
どこなら施工できるのかを訊くと、エアコン設置を行っている街の電気店または建築時のハウスメーカーとの回答がありました。ハウスメーカーについては、新設で工事したのだから、取替え工事もできるとのことでした。
街の電気店に走り、上記を説明しましたが、できますよ、と答えがありました。どこかに勘違いがあるかもしれないと、施工するまで気がかかりだったのですが、2時間程度で作業が完了しました。作業員に問うと、ソフトドレーンを洗浄してエアコンと確実に接合すれば大丈夫とのことでした。


家を建てるとき、外観から隠ぺい配管を選択することがあると思います。その時はハウスメーカーに今後エアコンを取り替えるときに支障はないか確認すると、よいかもしれません。